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道路をシェア
先日、ニュージーランドで安全サイクリングのための取組みをしている
リチャードさんという方の講演会にお邪魔しました。
ニュージーランドでは、自転車関連事故の約半数が、トラックとの接触事故とのこと。
そこで、数年前から、トラック運転手さんと協力して、トラックからサイクリストが
どう見えるのか、実際にサイクリストにトラックに乗ってもらって体験する。また、
同時に、トラック運転手さんに自転車に乗ってもらって、サイクリストがトラックの
どのような行為に脅威を感じるのか体験してもらうというワークショップを開催して
いるとのこと。このような取組みで互いの理解が深まり、事故の軽減につなげようと
しています。
日本でもこんな取組みが行われるとよいですね!
リチャード田中西田
左がリチャードさん。
NZのCAN (cycling advocates network)という組織で、ほとんどがボランティア
だそうです。

東京をミニベロで走られたので、ニュージーランドと比べてどうか?と質問したら
とても安心して自転車で都内を移動出来たとの答え。「えっ?」と思って聞き直したら
ニュージーランドでは、ドライバーさんはあまり走っている自転車に注意しないので
危険を感じるが、東京では自転車に乗っている自分の存在をきちんと認識してくれて
いるので、走りやすいとのこと。。。なるほど。

日本て、路面が良くないとかサイクリングの環境が整っていないとか、よくいう人が
いるけど、世界的にみて、道路も良く整備されていて、車も嫌がりながらも引っ掛けたく
ないから、注意して運転してくれる。
私の感覚では、決して自転車環境が整っていないとは思っていなかったのですが、
やはりリチャードさんもそう思われたのですね〜

サイクリスト誘致を検討されている地方自治体の皆様
自信をもって推進していえよいと思います!