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イップスは真面目で几帳面な人がなりやすい。つまり性格が大きな要因となる、とはよく言われること。
その通り、という人もいるし、異を唱える人もいる。私は、ある程度あたっているとは思うが、やはり、他に要因がいくつもあるのだと思う。

さて、先日ゴルフをご一緒した女性が「イップスになりかけたことがある」と話された。言われてみれば、その方はゆったりとしたきれいなスィングで、ゆっくりとテイクバックをし、上で一瞬止まったように見え、それからゆっくりと振り下ろしている。ヘッドの動きがそのままボールに伝えられ、スムーズな曲線を描いてボールが飛び出していく。60代の方で、ご自分では飛ばないとおっしゃるが、どうしてどうして160〜170ヤードは飛んでいる。

”上で一瞬止まったように見える” これは私がイギリスから帰国し、日本でゴルフを習い始めたころのコーチからうるさく言われたことと符合する。オーバースィングと言うのではなく、いったんクラブを振り上げて切り返し、振り下ろす際に、もう一度ぐぐっとクラブを振り上げて、エイっとばかりにボール目がけて打ち下ろすというのはよく見かけるが、コーチ曰く、これだと最後にぐっと持ち上げたとき(これは飛ばしたいという気持ちがそうさせるのだとか)に、スィングの軌道が変わってしまうのだそうだ。
上で、2、3秒止めてクラブをおろせ、それが出来なきゃ、3つ数えてからおろしてこい。それがコーチの口癖だった。クラブを上げたらおろしたくてしょうがない。止めるなんて簡単にできるもんじゃない。人によっては3年同じことを言われ続けても、レッスンを離れた個人練習では全く変わらず「二段打ち!」をしている。しかし、私は「真面目」だったので、ひたすらこれを練習した結果、クラブをゆっくりと上げ、上で恐らく1秒ほど止まり、打ち下ろすようになった。初めて見る人からは「よく上でそんなに止まっていられるね」と驚かれたものだ。若かったせいもあり、このようなゆっくりしたスィングでも200ヤードを超えることがしばしばあった。
しかし、100を切れるようになって欲が出てきたのだと思うが、この上でとまる1秒がどんどん長くなっていった。それがイップスの始まりだった。

イップスになりかけたという女性のスィングを見て今回、要は上で止めてたからイップスになったのだろうな〜という思いをあらためて強くした。イップスになる要因の一つにもちろん性格があると思う。

私の場合、「性格」+「上で3つ数えろ」この二つの要因があってのイップスなのかな〜〜〜

先ほど言った通り3年も4年もコーチに同じことを言われ続けても、「二段打ち」を直せなかった男性は、一生イップスにならない気がする。