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安達太良山登山〜ネルシャツはださい?〜
Video: 安達太良山登山、山頂付近は一足先に紅葉!

10月の3連休初日、友人から登山に誘われた。
山なんて,ほとんど登ったことがない。雲の上の露天風呂に憧れて登ったのが一度。そして礼文島の縦走トレッキングが一度。それだけ・・・
登山靴はとりあえずある。でも服装は?ということで、先々週軽井沢に行った際にアウトレットにColombiaが入っていたので飛び込み、店員のお兄さんの勧めにしたがい、ネルシャツと綿のパンツを買い込んだ。その他、アンダーやダウンベスト、フリースは自転車用のものを代用することにした。
しかししかし今はおしゃれな山ガールの時代。友人はネルシャツを着た私に「おばさんぽくないシャツでほっとした」と一言。おばさんっぽいって?と聞き返すと、いや赤とか黄色とかでなくて。。とのこと。言われてみれば、グレーのチェックがだが。。。
彼女もその友人もネルシャツなんて着ていなくて、CWXに可愛い短パンとかフリースもおしゃれで、自分をみてダサダサだと思ったが、今更仕方ないし、どうせおばさんだと居直ることにした。
それはともかく、山について素人の私は、ルートから全ておまかせでついて行くしかない。

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天気予報は山専用サイトがあるらしい。友人たちは、そのサイトをこまめにチェックし、安達太良にしようとか、磐梯にしようかと、また、この登り口がいいとか、いろいろ話していた。
前夜の天気予報は磐梯山が優勢。それで八方台という登山口から登り、その後「スパアルツおおるり」でお風呂に入るということで落ち着き、眠りについた。
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しかし...山の天気予報はコロコロ変わる。。。
当日の朝の天気予報は、磐梯山が曇りのち雨。安達太良山が曇りのち晴れに。
ただ、実際に山をみるとどちらも山頂は深い雲の中。どちらかというと磐梯山の方の空が明るい。
悩ましい。結局天気予報を信じて、安達太良山に向かうことになったが、それでも道すがら、友人たちはやっぱり磐梯山が良いのではないか、あるいは諦めて観光だけにしようかと、揺らいでいる。私は何もわからないので、完璧お任せモード。ただ、日本100名山が二つ並んでいるからこそ、こんな風に悩むんだと。
奥登山口に近づいてもやっぱり山頂は雲の中。やっぱり戻って観光に切り替えようかと意見が分かれる中、土湯トンネルを抜けたら頂上がチラチラ見え始めた。友人間では風が強いようなら引き返す、ということで話し合いが付いた。
頂上は20メートルの強風、気温も2度くらいとのことで、防寒対策を万全にして出発した。
歩き始めるとさすがに暑い。そのうち日差しも出てきて、一枚脱ぎ、二枚脱ぎ、結局夏山登山のような服装になり、その分ザックが重くなった。だから日帰り登山でもみんな大きなザックをしょっているんだと
一人納得した。
雨の後で、所々、足下はぬかるみパンツがドロドロになる。それに意外と段差があって足を大きくあげて登る。前は渋滞。まるで、トレイルランの登りの渋滞みたい。風速20メートルも木々の間の登山道は無風に近い。追い抜けるところで少しずつ前に出て進む。
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突然目の前が開け、大きな岩の上に人がたくさんいるのが見えた。頂上だ!
ただ、遮るものがなくなったので、風をモロに受ける。吹き飛ばされそうになりながら、山頂に向かう。それほど岩が大きくないので、大勢の人が一気に登るとあふれる。最後の岩の登りで、前の人が「ここで止めましょう」と言ったので、私たちは降りてくる人を先行させ下で待つ。なるほど、こうやって慣れた人が、上であふれないように調整をしてくれているのだ。初心者ばかりだとどうしていいかわからないから、こういうのは勉強になる。
岩の上は立っていられないくらい。岩に捕まりながらとりあえず写真だけ撮って降りてきた。
帰り道は同じ道だとつまらないので、少し遠回りをする。登山靴は足首が自由にならないので、トレイルランのように行かないが、調子良く下山。
雨にも降られず、怪我もなく良かった!
岳温泉の櫟平ホテルの露天風呂に入って、帰途についた。 

その他写真
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