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自転車輪行(2) グッディバイクボックスの梱包(海外遠征時用)

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株式会社グッドウィル・ツアーのオリジナル商品、グッディバイクボックスの強みは何と言っても小さいこととプラスチック段ボールでありながら、パイプでしっかりフレームを強化してあるので、横からの衝撃にも強い、ということです。一つ一つ手作りなので、注文してから2週間ほどかかります。
グッドウィルさんは組み立て分解に5分と言っていますが、私はもっとかかるので1時間程の余裕をみてやっています。今回は、このバイクボックスの私なりの梱包方法を紹介します。

1、まず全ての付属品とサドル&シートポスト、ペダル、ハンドルを外します。外した各部品はなくさないようにきちんと並べ、細かいパーツはそれぞれをジップロックに入れます。
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注1:普通ステムは外さなくても大丈夫なのですが、このバイクの場合は長過ぎて梱包時に上に飛び出てしまうのでステムも外してしまいました。でもパーツが細かいし、うまく組み立てられたとしても私のような素人だと調整が大変なので、部品は絶対になくさない(小さなスペーサーやリングがたくさんあります)、ショップで必ず調整してもらうことが大前提です。
注2:ステムですが、180度後ろ側に回転させると出っ張りが低くなるので、それも試す。もしこれで入るならパーツもバラバラにならないし、調整もそれほど大変でないのでGood!

2、前後輪を外し、T字バーに後輪のクイックをセットし、後輪のT字バーに固定します。その後、リアディレイラーを外し、パッキング材(プチプチ?正式名が分からない・・・)で丁寧に包んだ後、箱の下の方にしまいます。
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3、前のホイールのクイックをフロント用のT字バーに通し、そこにフロントフォークを固定します。その後、前の方全体を持ち上げて、ハンドルを縦にしてフレームに絡ませるようにして入れます(下の写真)
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4、全体がボックスに収まったら、バイクショップからいただいたバイプ状の保護材やプチプチでデリケートな部分を保護していきます。(プラスチックのパイプはグッディバイクボックスに付属している補強用のもの)
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5、隙間に動かないように、全体にプチプチや衣類などをクッション材のようにいれ、安定させていきます。プチプチはどれだけ入れても重くなりませんが、衣類は入れすぎてしまうとかなり重くなって、重量オーバーしてしまうで要注意です。
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メットのようなかさばるものは早めにどこに入れられるか考えておきます。

6、私はいつも手順をすぐに忘れてしまうので、下の写真のように梱包作業の順番を書いた紙をバイクケースに張っています。また、養生テープ(箱についている緑色のもの)は、ケースを傷つけず、使えるので、バイクボックス梱包には持っていると何かと便利です。
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だいたいこんな所です。私のつたない説明で果たして理解できるかわかりませんが・・・

なお、トップに使っている写真の赤いベルト4本のうち、2本は以前使っていたハードケースのベルトで、持ち運びが便利なので追加して使っています。(グッディバイクボックスには付属してきません)

グッディバイクボックスの使用はある程度乗っている中上級者向けに限定されるような気がしますので、初心者の方はあまりお勧めしません。

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アイアンマンレースにしろツーリングにしろ、海外に自転車を持って行く時はどうやって運ぼうか結構悩む。
10年以上前はハードケースが一般的だったけれど、今は少なくなった。保管に場所をとるし、何より重いので超過料金が高くなる。最近は輪行袋でもオーストリッチのトラベルバッグやシーコンのエアロコンフォートプラスなど厚めのクッション材の入った素材が出て来たし、バイクボックスでもグッディバイクボックスやAcorのバイクポーターなど、丈夫なプラスチック段ボールを使った軽い素材が増えて来た。

私も用途や飛行機会社にあわせて、いくつかを使い分けている。

1、シーコンのエアロコンフォートプラス
ペダルやハンドルなどほとんど外さなくて良いので、女性には特に楽。ということで一度フレームが自転車ごと損傷した後も再購入し数年間使っていた。ただ持ちにくいのか飛行機会社でどうも雑に取り扱われる傾向にある。これまでの経験から事故が起こりやすいように思うので、残念ながら現在は使っていない。

2、オーストリッチのトラベルバック
国内の飛行機輪行、宅配便(サイクルヤマト便)にもっぱら使っている。前後輪を外し、シートポストを下げるだけでパッキングができて楽。(海外ではJALでハワイに持って行く際に使用した)

3、グッディバイクボックス
トライアスロンに特化した株式会社グッドウィル・ツアーのオリジナル商品で、縦横高さの合計が203センチ以内に収まり、JALを使う際に超過料金を払う必要がない。(以前はANAも203センチ以内であればOKだったが今はNG)。ただ、かなり小さいので、シートポスト、ペダル、ハンドル、リアディレイラー、時にはステムまで外さなくてはならないのでかなり大変

4、Acorのバイクポーター(スマートサイズ:縦横高さの合計が203センチ以上の大きい方)
バイクッポーターはプロサイズの203センチ以内のものもあるが、私は大きい方を使っている。通常、縦横高さの合計が156~157センチ以上になると超過料金を払わなくてはならない。どうせ払うなら、リヤディレイラーや細かい部分は取り外さなくても済む大きめのボックスの方が楽。私の自転車は女性用で小さめなので、前後輪を外すだけで入ってしまう。ただ、グッディバイクボックスみたいにパルプで補強していないので、パッキングにはクッション材を多めに使ったり、ホイールケースを使うなどした方が良いように思う。昨年のアイアンマン・ニュージーランドではこのAcorを使っている日本人が何人もいた。

5、超過料金と言えば、、ひとつ大事なことが。。。
格安航空券の場合乗り換えに10時間以上かかるなんてことがよくある。日が変わってしまうと同じ航空会社でも新たに超過料金を払う必要があるので2日間にまたがらないように注意が必要。
・・・昨年カナダのハリファックスに行った際、格安チケットだったのでワシントンDCで15時間程トランジットの時間があり空港近くのホテルに一泊。翌日再チェックインしたら超過料金を請求され、、、??なぜ?と訪ねたら、日が変わっているから。。。と。そういう仕組みになっているなんて、知らなかった。結局成田で2万円、そしてワシントンDCで150ドルの超過料金を支払ったので、格安チケットを買った意味があまりなかったという苦い経験をした。

今後それぞれのバイクボックスの梱包方法について、私のケースを少しずつ紹介して行きます。

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