カテゴリ:
DSCN0624
珍しく嵐が来るということで、木曜金曜は雨の可能性が高い。そのため通常なら木曜に予定されていた160キロ3200メートルのビッグクライムを今日することになった。
8時半の集合時間に集まると私の前輪がパンク、そして他のメンバーのタイヤもパンク。さらにスプロケットの辺りが調子の悪い人もいて、何やら波乱の幕開け(!?)となった。
先週レポートしたようにこちらはチューブラは一般的でなくテープ状の糊が入手できなかったので、 ガイドのアダムと相談して、タイヤは交換せず買っておいたシーランド材で対応することにした。そんなこんなで出発時間が遅れ、9時過ぎにスタート。天候は曇り。
登り始めると直ぐに鹿に出会った。何とこの後も悠々と道路を渡っている鹿に出会ったので今日は2回も。ライディング8日目ににして初めて!曇りの方が鹿は活発に動くのかな??
DSCN0630
上の写真の坂(Rockstore)はほぼ毎日登っている。4キロ余り、最大11%。なんか慣れて来た!?
出発して25キロで一つ目のエイド。ここを起点にルートを変えて登ったり降りたりを5回(!)繰り返すというのが今日の予定。ここで前のタイヤをチェック。大丈夫みたい。一気に海岸に降りてまた登ってくる。
DSCN0648
海岸沿いの道路はPCH(Pacific Coast Highway)と呼ばれる交通量の非常に多い道。横をびゅんびゅんと車が追い抜いて行く。上の看板、Coastをかけて「Concentrate On A Safe Trip」・・・ なるほど。
DSCN0659
二つ目のクライムは、Yerba Buena。最大10%、平均して5〜8%の登りが5キロほど続き、次はCotharinという登り。最大20%、8〜12%の坂が2キロ続く。さすがにキツい。スタンディングでないと登れない。この辺りは何故かリチャードとアダムの二人ともが私の前後を走ってくれた。登りきれるか心配だったのかな??何とか登りきってリチャードとハイタッチ!
DSCN0670
登りきると上の写真のような焼けただれた樹木や家がたくさん。リチャードに聞くと昨年4月に起きた山火事なのだと。砂漠のように見えた丘陵地は以前はブッシュだったと教えてくれた。
DSCN0676
上の写真はDeer Creek。道の左右は山火事のあとでやはり焼けこげている。PCHまでの急な下り坂。真下に落ちて行く感じ。怖くてずっとブレーキをかけっぱなし。
DSCN0665
途中こんなパゴダみたいな塔があって、その横に「NO TIGERS in our neighborhood」の看板。リチャードが自転車を降りてトラのまねをする。看板もおどけるリチャードもクール!
そしてまた登って下る。。。5〜8%の坂でも10キロ以上続くとやはりキツい。
DSCN0684
そしてまた海岸へと下る。。。上の写真は「Decker Canyon Road」この下りも急で怖い。青空だったらもっと美しいのに。。。。下ってそしてまた登る。
山の上のエイドに着いたらもう3時を回っていた。もしセンチュリーを走ってしまうと暗くなって危険。それに夕方からは雨の予報。ここでタイムアウト!ホテルまでの約25キロのみで諦める。
今日の走行距離は、114.4キロ。獲得標高2672メートルだった。やっぱりこんなに坂が多くてセンチュリー(100マイル=160キロ)をするのはよっぽど強くて、そして朝早く出発しないと無理だな・・・
走りきったのは、5人の参加者のうち、リチャードが「extraordinary」だと話した2人組のみ。私を含めて3人は、100キロ余で退散した。