ペルー(5) 聖なる谷のチチャとクエ 民家で。
ペルー (5) 聖なる谷のチチャとクエ 民家で。
Video:クエ (民家で飼育されているクエ、餌をあげた。天井は網ばりでトウモロコシが干してある)
聖なる谷の渓谷の町で民家の軒先に旗のように赤いボール上のものをさしている家が何軒もあった。ガイドさんによると自分の家で醸造した「チチャ(chicha)」を飲ませてくれる場所だと言う。
チチャはトウモロコシを発行させて作るお酒で、日本とは違い、誰でも家でお酒を造り、なおかつ、免許がなくてもお酒を売れる!なんて!!!
チチャを飲んでみたいとガイドのクバさんにお願いしたら、観光客でも受け入れてくれる所に連れて行ってくれた。
様々なトウモロコシで壁はにぎやか。ちょっとした土産物も置いている。
味見をさせてもらったら、どぶろくを柔らかくした感じで少し発泡性。
少し韓国のマッコリに似ているが、それよりアルコール度は高い。
クバさんは日本のビールジョッキのようなグラスで、美味しそうに飲んでいる。私も娘もクセがあるので、一口どまり。
(トップの写真は、紫のトウモロコシで作ったものと普通の色のトウモロコシで作ったもの。ここでは2種類のチチャを出してくれた)
さてペルー滞在中、食事の際に必ずと言っていい程出てきたのが、ソフトドリンクのチチャ。
こってりとした味で、紫色の糊が練り込んである感じ。紫色はトウモロコシの色。
そして、ねっとりとしているのは、トウモロコシのでんぷん質のせいか?カロリーが気になる人は控えめにした方が良いかも。
写真はリマのレストランで出されたチチャ。
写真手前は、材料。紫のトウモロコシ。レモン。そしてシナモンで作る。
ところで、地酒を出してくれたお店の奥にクエを食用に飼育しているというので、見せてもらった。ビデオにも撮ったのでご参照ください。クエクエと鳴くのでクエという名だとクバさんが教えてくれた。
クエはモルモットのような家畜。いや、どう見てもモルモット。。。クスコの教会の最後の晩餐に描かれている絵の中心、皿の上に載っているのはネズミ、いやモルモット。キリスト教を布教する上で、インカの人々に取り入るためにクエが描かれた。
クエは食用になるまで通常1年ほどかかり、おまけに身が少ないので民家でも記念日にしか食べないとのこと。私たちもクスコのバイキングで食べたが、濃いめの味付けで一口大。皮も一緒に食べるので、皮がパリパリとしていないとなかなか食べづらい感じだった。