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トップの写真が、なぜかMIZUNOロゴ入りクッキー、突っ込まないでくださいね。
 
国立競技場の立て替えに伴い、いよいよ走路が3月末で閉鎖する。3月半ば以降は、ももクロ、ラルクアンシェル、そしてAKB48 とコンサートが続き、実質上走れるのは3月半ばまで。皇居もランナーであふれる中、今後は一体どこで走ったら良いのか、非常に残念。 

国立競技場には週に一度通っているが、シリアスランナーが多い。その中で私のようにゆっくり走る人は珍しいのか、昨年ラン後のストレッチをしているときに、近くにいた男性が「足が流れている。その分ロスになる。練習としては階段を上り下りするとよい」 と、全く唐突に突然に話しかけてきた。過去に何度かそういう指摘を受けたが、自分としては足を流している意識はなかったため、実際どうして良いかわからなかった。

階段>腿上げと連想して、それ以降は出来るだけ腿を上げて走るように心がけた。 
不思議なことにそうやって走ると、自然と足の回転が速くなる。自分では速く走る気持ちは一切ないのに、なぜかタイムは上がる。。。だいたい元々遅すぎる(キロ、7分ほど)ので、それほど速くはないけれど、それでもキロ5分半ほどになる。今日も2週間ぶり(このペースでレースに出られるのか・・・)だったので、最初はゆっくりキロ6分40秒でスタート。 12キロ走ったが、ビルドアップのように徐々にスピードが上がり、最後の1キロは5分10秒でフィニッシュした。

私は素人なので、なぜ腿に気持ちを集中して上げるように走ると速くなるのか、そのメカニズムはわからない。終わったあとでストレッチをしていたら、以前「足が流れる」と指摘してくださった方が目の前にいて、「走り方がとても良くなった」とほめてくださった。「コーチ」ですか?と尋ねたら、◯◯大学のコーチだと答え、荷物の中から、トップの写真のMIZUNOのロゴ入りを取り出して、私の方に差し出した。◯◯大学は大学駅伝で有名だ。

だから、見知らぬ私にもアドバイスをしてくださったんだな〜とようやく納得した。これまで足が流れるといくら指摘されてもどうしてよいのかわからなかったのに、「階段の上り下りを練習するといいよ」の一言で、体のどこに集中したらよいか何となく分かった気がした。

こんな出会いもまたランニングの楽しみかもしれない。