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南カリフォルニア自転車合宿(8) 50キロ続くゴージャスな下りを体験!

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今日は自転車を車に積んでサンタバーバラ方面に向け北上。サンタバーバラの東50キロ程の所にあるオハイ(Ojai)という町から、Santa Ynes Mountains(最終的に向かったのはパインマウンテンという山)までの往復ルート。
私は他のメンバーに比べると登りがかなり遅い。リチャードが準備できたら先に行っていいよと言ってくれたので、では、ということで先に走り出した。とにかく一本道。一つ目の休憩までは16キロ。
いつみんなに追い越されるかな〜と思っていたら、まず7キロの地点で一人、9キロの地点で二人と追い抜いて行く。最後の5人目が追い抜いて行ったのが、13キロ地点。一番最初にスタートしてもいつもこの調子。この辺りは6%程の坂がずっとと続いている。
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日本だと累積標高が高くてもアップダウンがある場合が多いので下りで時々足を休めることが出来るが、アメリカではどうやらひたすら登ってひたすら下るというのが多いみたい。移動の車の中にUS国内のツーリングを紹介した本が置いてあったので、パラパラとめくってみたらほぼ全部が何十キロかずっと登って後はずっと下るというものだった。ガイドのアダムに「アメリカ人は坂が好きだな〜」って言ったら、頑張って登った後の下りは「ご褒美」だからね!と笑った。
それにしても延々と続く登りは辛い。
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26キロ程行ったところで二つ目のエイド。登って来た道が遥か下に見える。あんなにクネクネと登って来たんだな〜お疲れさんだったな、と自分に言う。
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この後の25キロは、ちょうど高原地帯っぽくなっていて、坂も比較的なだらかなのだけれど、ものすごい強風が吹いていて、ハンドルを何度もとられそうになる。頂上までの最後の5キロ程は向かい風の中、斜度がどんどんキツくなったのでひいひいと登っていたら、リチャードが私のすぐ前を走って風よけになってくれた。ドラフィティングをしてもらいながら何とか折り返しの51キロ地点に到達。先に着いていたメンバーが拍手で出迎えてくれた。(写真上は、リチャード、いかにも強そうでしょ!)
ここから実はもっと先がある。 パインマウンテンの頂上まであと9キロ余。640メートル登り降りてくるというオプションルート。アダムに行くかと聞かれたので、「オブコース・ノット」と答えた。15%にもなる坂を登れる訳がない。私ともう一人のリッチという人が残って一緒にみんなを待つことにした。後で登った人にどんなだったか聞いたら、道が狭くて石ころや松の葉がたくさん落ちていて、ものすごく下りが怖かったと話してくれた。行かなくて良かった・・・
待っていると標高が高いので恐ろしく寒い。アランのダウンジャケットを借りて着る。それでも手がかじかんでうまく動かない。30分も立たないうちに、リッチが先に山を下りようと言い出したので一緒に下ることにした。
多少のアップダウンはあるが、こんなに長い下りなんて経験したことがない。最高速度は時速62.76キロをマーク。1時間15分かけて一気に51キロを駆け下りた。本当にゴージャスな下り!最高!
ゴール後、分乗してサンタバーバラに移動。約50キロの行程。私はリッチと一緒にサクラメントから参加していたフランクのピックアップトラックに乗せてもらった。荷台のある五人乗りのトラック。日本では余り見ない。フランクはサクラメントで、ぶどう畑を経営しているとのこと。畑を想像するだけで何故かアメリカだな〜と思ってしまった。
今日は、走行距離101.9キロ。累積標高1882メートル。

中山道(5) 意外ときつい妻籠峠 奈良井宿〜恵那 約90キロ

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中山道(5) 意外ときつい妻籠峠 奈良井宿〜恵那 約90キロ
ルートラボ:奈良井宿〜恵那
Garmin data: (木曽福島〜恵那 途中スターと押し忘れあり)

今日はルート作成時から一番懸念していた新鳥居トンネルを通過する日。トンネルは2キロ弱。そんなに長い距離を暗い換気の悪いところを通ると考えてとても憂鬱になり、タクシーで行こうかとさえ考えていた場所だ。宿のおかみさんは、鳥居峠はどうですか?そちらで行かれる方もありますよ。。とのこと。部屋に帰ってネットで調べても道はない。地図に乗っていないということは舗装していない道なのではないか。。。幸い宿泊した民宿は奈良井駅の近く。輪行という手もある、、とそこまで考えて、昨夜は眠りについた。
下の写真は奈良井宿の民宿「しまだ」。とても趣のある。泊まった部屋は左側の明かりの着いていない部屋。サッシではなく開けるとすぐ外!。ちょっと寒いけど、街道がよく見える。
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6時起床。外を見ると小雪がちらついている。遠くの山は白くてよく見えない。一気に戦意喪失。
隣の駅の藪原まで行けば、新鳥居トンネルは回避できる。よし、輪行で行こうと決心する。
朝ご飯は7時半。8時40分の中津川行き各停に乗ることにする。
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荷物をできるだけ少なくしたいと思い、緊急用に出発前に購入したパンダーニの手のひらサイズの輪行袋が役に立った。アバウトな大きさなので、サドルバックもフロントバックも装着したまま、カバーをかけることが出来た。手提げひもはなく、直接サドルと前輪を持つ。肩にかけるのは結構辛いので、サドルと前輪を直に持つ方が楽に感じた。
さて、藪原までと思ったが、昨日の和田峠越えの精神的ダメージがきつかったこと、朝から雪がちらついていたこと、朝ご飯が遅かったこと等などで自走にこだわらず木曽福島まで、電車で行くことにした。(う〜ん、軟弱!)もともと今日の行程は、奈良井から恵那までの90キロ超。奈良井から木曽福島を輪行することで10〜20キロの短縮となる。
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上の写真は木曽福島。結構アップダウンがきつくて自転車で回るのは難儀だな〜と思う。
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木曽路を回ると時間が止まっているように感じる。歴史的な建造物のある場所は日本中たくさんある。名所化して、一カ所に集めて、観光客に見せる。言わば、機能としては死んでいる。ただ見せるだけ。
でも中山道の宿場町の古い家々は未だ現役。多くの方々が実際に住んでいる。泊めていただいた民宿もそう。 あちこちに沸き清水があるが、そこに住む人たちの大切な水。そんなのが凄いと感じる。(写真は上松)
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上松を過ぎると、ナビが突然狭い路地を曲がるように指示する。見ると1.5メートル幅くらいの路地。それも70~80メートルしかないのに、50メートルくらい下る。仕方ないので、諦めてバイクから降りて下る。
突き当たった場所に寝覚の床があった(写真上)。以前来たのは高校生の頃、懐かしい。
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恵那までは基本、19号を走る。宿場町ごとに19号から外れるが、結局19号に戻る。上の写真はちょっと外れた狭い県道からの写真。川の水の色が深いエメラルドグリーン、水が澄んでいて川底がはっきり見える。19号はトラックがビュンビュン飛ばす危険な国道なので、目的地へは回り道になるのだが、喜んで測道に外れる。
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上の写真の左側の道路が19号。私はその上の測道から写真を撮っている。
下の写真は妻籠宿。
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妻籠から馬籠までは、とても素敵なウオーキングルート。日本人だけでなく、外国人も多く歩いている。
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上の写真は妻籠から馬籠へと至る道。残念なことに、ロードバイクでは行けないので涙を飲んで諦める。マウンテンバイクなら登れるのかな??
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私の心づもりでは、今日のルートは下り基調。登りは中津川の手前に一つ、程度の認識だった。
妻籠峠もきっと塩尻峠程度だろうと。甘かった。
妻籠から峠まで7キロの表示。確か和田峠もそんなものか。。登りはじめからいきなりきつい。コーナー内側ごとにスタンディングでようやく登る。和田峠よりきつく感じるのは、一日の終わりの坂だからか、それとも覚悟が出来ていなかったからか・・・おまけにみぞれが降ってきて、道は暗くなる。ヘロヘロになる。また今日も日が落ちてから恵那到着だ。あ〜あ、なかなか思うように物事は進まない、、と諦める。
やっとのこと峠の頂上に。みぞれは激しくなる。ここから4キロ程下れば馬籠。馬籠の手前で少しだけ登りがあり、馬籠峠と書いてある。ん?妻籠峠からだと全く峠じゃない、、と思って気づいた。そうか、逆の方向から登ってくれば、妻籠ではなく馬籠が頂上。だから、馬籠峠なんだと勝手に解釈する。
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馬籠に着いて、ちょっと歩こうかと思ったが、石の道&急降下。諦める。今度絶対にバイクを置いて、歩きに来よう!!
馬籠から一気に下り。寒い。凍える。(確か昨日も凍えたな・・・)DSC00226
降りきったところで、美しい川。遠景に赤い橋が見えて美しい。
中津川から恵那までは15キロ程。既に4時半を回っている。やはり今日も日が暮れての到着だ・・・
明日は彦根まで140キロ以上。一体何時に到着するのだろう・・・・

 

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