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南九州サイクリング(3) 根占から垂水、そして桜島へ

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南九州サイクリング(2)で、鹿屋で事故にあった話は書きましたが、、、
サイクリングは続けた訳で・・・(上の写真はカモメ食堂のおばちゃん)

さて、鹿屋から気を取り直して、国道220号線を西に、鹿児島湾を目指す。雨は小休止。
国道269号の案内があったので、220号から外れるととたんに道が分からなくなった。何度も人に聞き、ようやく鹿児島湾に。事故と迷子でもう11時のフェリーは無理かな。強風が吹き付ける。なかなか進まない。この風でフェリーが欠航なんてことにならないかなと一瞬頭をかすめたが、まさかね、と一蹴。もう頭の中には指宿の温泉でお湯につかることしかない。早く着いてフェリーで薩摩半島側に渡りたい。。。その一心でまた降り出した雨の中、自転車をこぐ。ここは霧島錦江湾国立公園内。晴れていれば開聞岳も望めるはず。。しかし回りは雨でグレーに沈んでいる。残念。
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10時半に到着。フェリーの切符を買って自動販売機でコーヒーを買って飲む。ほっと一息。
とけたたましく電話が鳴り、女性がばたばたしている。外に出て行って何か作業中の人に叫んでから、戻ってきて、「すみません。強風で欠航になりました」と。えっえっ〜、一体どうしたら良いの、この雨の中また戻るのと、頭は真っ白。
垂水まで戻れば、フェリーがある。車の方に垂水までどのくらいですか?と聞くと、車で40分とのこと。自転車だと2時間くらいかな。でも垂水まで戻るくらいなら、桜島まで行けばフェリーで15分で鹿児島。そうすると、あと3時間半かな。雨の具合にもよるけどとりあえず今来た道を戻ろうと決めた。10キロほど行った所で、後ろからクラクションを鳴らして、先ほどの車の方が出を振り、頑張れーと声をかけてくださった。
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国道269号から海岸沿いに県道68号に入ってしばらく行くと、何となく良さげな食堂の看板。通り過ぎたものの昨日のハンガーノックを思い出し、ここでランチにすることにする。「すいませ〜ん」と声をかけると店の後ろから小振りのふきを手におばあちゃんが現れた。やってますか?と聞くと、伊勢エビのみそ汁を作ったとこだよ、と。他にはまだ作っていないようだったので、伊勢エビ汁定食を頼んだ。
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米は魚沼産こしひかり、新潟育ちなので匂いで分かる。おばあちゃんの自慢のお米と、先ほど手に持っていたふきを豚肉と炊いた煮物。そして、伊勢エビ汁がとにかく甘い。これで1500円。出すときに、伊勢エビは8000円もするんだと言ってカウンターから出てきて、生きた伊勢エビを見せてくれたのが、トップの写真。現在83歳で、もう53年もこの店をやっているという。
ところで写真左上の湯のみ。千代の富士。カウンターに座るなり、おばあちゃんが千代の富士が19回もお店に来ていて、先日も息子さん2人が食べにきてくれたと自慢げに話してくれた。千代の富士は昨夜泊まった志布志市の出身だと後から来たお客さんに聞いた。知らなかった。
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県道から再び国道220号に合流して、垂水に。雨の中の走行距離は既に80キロを超えている。ちょっと悩むが、やはり桜島フェリーから対岸に渡ることに。垂水から10キロほどで桜島入り口に到着。ここからは国道224号に入る。名前は溶岩道路というらしい。後ろを振り返ると今来た垂水がうっすらと見える(上の写真)溶岩の山に生えるのは松だけなのか、回りは松ばかり。
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途中、有村溶岩展望所という場所があって観光バスが停まっている。何かなと覗くと、溶岩の中の遊歩道になっている。1周50分と書いてあったので、まだ時間も早いし、せっかく桜島に来たのだから、桜島らしいことをしたいなと思い、自転車を手すりに立てかけロックをして歩き始めた。桜島は、上の写真のように上の方は全く見えないけれど、一応、桜島観光気分。良かった良かった・・・
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桜島特産の琵琶畑を横に見て、桜島港に到着!高速道路の入り口みたいな料金所があってそこでお金を払うのだけれど、後ろから後ろからどんどん車が入ってきて、小さな自転車は引かれてしまいそうでなかなか列に入って並べない。何台も先にやり過ごして、少し車が切れた所でやっと料金を払うことができた。車社会で全く自転車に優しくない。。。
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鹿児島市内到着〜!フェリーの出口で鹿児島駅までの道を聞いて出発!
市電が走ってる!今はもう珍しい。。松山の市電を思い出した。鹿児島駅前の車庫にはいろんな形や色の市電。ここに来る前は一体どこを走っていたのかな、、、と想像すると楽しい。DSCN1063
ちょうど市電が戻ってきたので、ぱちり!
駅で自転車を輪行袋に片付け、駅員さんに聞いた銭湯でさっぱりした。天国!
特急「きりしま」で、宮崎帰るよ〜〜〜。
あ〜あ、今日は雨の中&事故にもめげず、ご苦労様!!

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昨夜宿に着くと、明日は雨ですよと民宿のご主人。えっ、そんなはずは・・・前日に調べた時は2日間とも晴れだったのに。雨具は全て宮崎のホテルに置いてきてしまった。

仕方なく翌朝起きた時の天気と天気予報によって3つのオプションを考えた。
1、宮崎直帰。起きたときに雨が降っていたら、民宿の近所の温泉でゆっくりして、そのまま電車で宮崎に帰る。
2、桜島ルート。桜島まで行ってフェリーで鹿児島に渡り電車で宮崎に帰る。
3、開聞岳ルート。大隅半島を南下して根占(ねじめ)まで行き、フェリーで指宿に渡り、
a, 雨が降ってきたら、温泉に入って電車で宮崎に帰る。
b, 降ってなければ、更に鹿児島まで走って、鹿児島から電車で宮崎に帰る。

さて翌日 起きると雨は降っていない。朝ご飯のときにテレビで天気予報を確認したら、大隅半島に殆ど雲がなく、薩摩半島の北にちょっとだけ雲がかかっていて、曇り時々雨で降水量は1ミリ以下。ということはオプション3かな。6時半に食事。7時過ぎに民宿を出発した。これなら60〜70キロ先の根占までは3〜4時間ほどで何とか行けるはず。国道220号を鹿屋(かのや)まで走り、海岸に出たら国道269号を南大隅町まで南下するルートになる。万が一11時発のフェリーに間に合わなくても南大隅町をもう少し南下して景色を楽しめばいい。
しかし、走り始めるとすぐに雨が降り始めた。。。それも時間と共にかなり激しくなっていった。
ウィンドブレーカはすぐにびしょびしょになって腕に張り付いて気持ち悪い。前日にグローブを片方なくしてしまったので、手袋なしだとハンドルに巻いたバーテープが滑る。ただ幸いなことに20度以上あるので、寒くは感じない。
鹿屋にさしかかった辺りで、交差点が青だったので停まらず(当然!)に直進したら、 後ろから軽トラがどんどん幅寄せしてきて、そのまま左に曲がり、自転車の前に立ちはだかった、というのが正しいのか、私を巻き込んだというのが正しいのか、とにかくとっさのことで何が何だかよくわからない。ただスローモーションみたいに巻き込まれていく。私は大声であーっ、あーっと叫びながら、右手で軽トラの横を何度ももがくように押して、自分の体を軽トラから離そうとする。何度かもがくうちに軽トラは前に進み、私は支えるものを失って転倒した。ラッキーなことに後ろから車は来ていない。痛くてしばらく起き上がれない。何とかやっと体を起こしたら、軽トラからおばあさんが降りてきた。
私は大声で「私は直進してたんですよ!なんで突っ込んできたんですかー下手したら大けがか死んでますよ」と怒鳴る。怒鳴りながら体がわなわなと震えた。 
おばあさんはよく分かっていないのか「気をつけてね」なんて私に言う。直進している私に気づかず左折して巻き込んだのは自分の方なのに。 私が再度「私は直進してたんですよ」というと、私も直進しようととおばあさんが言いかける。
ということは直進するつもりで急に気が変わって左折したのか・・・ワイパーの端っこの雨粒で私が見えなかったのだろうが、呆れた。ただ、呆れた。
左足のすねをどこかに打ち付けたようですごく痛いが、骨が折れているような感じはない。打撲と若干の傷だけで、それ以外にはけがをしていないようなので、もういいか・・と思い、電話番号も名前も聞かなかった。(若い人だったら、念のために聞いていたかもしれないが、何か自分の田舎のおばあさんで、こんな人いたな〜と思ったら、それ以上言えなかった・・・)
しかしおばあさんも私も悪運が強い。私が大けが、あるいは死んでいれば、私だけでなく、おばあさんの人生も大きく変わる。
気を取り直して、そのまま根占方面に向かった。足は打撲で痛いけれど、逆に雨で適度に冷やされるからいいかもしれない。 などどノーテンキなことを考えながら。

〜〜長くなったので、続きは、南九州サイクリング(3)へ〜〜 

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