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昨夜宿に着くと、明日は雨ですよと民宿のご主人。えっ、そんなはずは・・・前日に調べた時は2日間とも晴れだったのに。雨具は全て宮崎のホテルに置いてきてしまった。

仕方なく翌朝起きた時の天気と天気予報によって3つのオプションを考えた。
1、宮崎直帰。起きたときに雨が降っていたら、民宿の近所の温泉でゆっくりして、そのまま電車で宮崎に帰る。
2、桜島ルート。桜島まで行ってフェリーで鹿児島に渡り電車で宮崎に帰る。
3、開聞岳ルート。大隅半島を南下して根占(ねじめ)まで行き、フェリーで指宿に渡り、
a, 雨が降ってきたら、温泉に入って電車で宮崎に帰る。
b, 降ってなければ、更に鹿児島まで走って、鹿児島から電車で宮崎に帰る。

さて翌日 起きると雨は降っていない。朝ご飯のときにテレビで天気予報を確認したら、大隅半島に殆ど雲がなく、薩摩半島の北にちょっとだけ雲がかかっていて、曇り時々雨で降水量は1ミリ以下。ということはオプション3かな。6時半に食事。7時過ぎに民宿を出発した。これなら60〜70キロ先の根占までは3〜4時間ほどで何とか行けるはず。国道220号を鹿屋(かのや)まで走り、海岸に出たら国道269号を南大隅町まで南下するルートになる。万が一11時発のフェリーに間に合わなくても南大隅町をもう少し南下して景色を楽しめばいい。
しかし、走り始めるとすぐに雨が降り始めた。。。それも時間と共にかなり激しくなっていった。
ウィンドブレーカはすぐにびしょびしょになって腕に張り付いて気持ち悪い。前日にグローブを片方なくしてしまったので、手袋なしだとハンドルに巻いたバーテープが滑る。ただ幸いなことに20度以上あるので、寒くは感じない。
鹿屋にさしかかった辺りで、交差点が青だったので停まらず(当然!)に直進したら、 後ろから軽トラがどんどん幅寄せしてきて、そのまま左に曲がり、自転車の前に立ちはだかった、というのが正しいのか、私を巻き込んだというのが正しいのか、とにかくとっさのことで何が何だかよくわからない。ただスローモーションみたいに巻き込まれていく。私は大声であーっ、あーっと叫びながら、右手で軽トラの横を何度ももがくように押して、自分の体を軽トラから離そうとする。何度かもがくうちに軽トラは前に進み、私は支えるものを失って転倒した。ラッキーなことに後ろから車は来ていない。痛くてしばらく起き上がれない。何とかやっと体を起こしたら、軽トラからおばあさんが降りてきた。
私は大声で「私は直進してたんですよ!なんで突っ込んできたんですかー下手したら大けがか死んでますよ」と怒鳴る。怒鳴りながら体がわなわなと震えた。 
おばあさんはよく分かっていないのか「気をつけてね」なんて私に言う。直進している私に気づかず左折して巻き込んだのは自分の方なのに。 私が再度「私は直進してたんですよ」というと、私も直進しようととおばあさんが言いかける。
ということは直進するつもりで急に気が変わって左折したのか・・・ワイパーの端っこの雨粒で私が見えなかったのだろうが、呆れた。ただ、呆れた。
左足のすねをどこかに打ち付けたようですごく痛いが、骨が折れているような感じはない。打撲と若干の傷だけで、それ以外にはけがをしていないようなので、もういいか・・と思い、電話番号も名前も聞かなかった。(若い人だったら、念のために聞いていたかもしれないが、何か自分の田舎のおばあさんで、こんな人いたな〜と思ったら、それ以上言えなかった・・・)
しかしおばあさんも私も悪運が強い。私が大けが、あるいは死んでいれば、私だけでなく、おばあさんの人生も大きく変わる。
気を取り直して、そのまま根占方面に向かった。足は打撲で痛いけれど、逆に雨で適度に冷やされるからいいかもしれない。 などどノーテンキなことを考えながら。

〜〜長くなったので、続きは、南九州サイクリング(3)へ〜〜